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Information / メッセージ

新年を迎えて

 「21世紀は政治の質が問われる時」

20世紀から21世紀へ-。その歴史的な世紀の幕が明けました。新春をお慶び申し上げますとともに21世紀を真に平和で人々が心から幸せと感じられる世紀にしなければならないと、決意を新たにしています。

 -歴史の評価に耐えうる政治に全力-

 

 うそをつかない政治を

 昨年6月の総選挙では、後援会の皆さまには心温まるご支援を賜り、あふれる涙をとめることが出来なかったことも何度もありました。本当にありがとうございました。今後もお約束しましたとおり、「うそをつかない、ごまかさない、いばらない」ことを基本姿勢に政治に取り組み、後世の歴史の評価に耐えられる政治を一歩一歩進めて参ります。

 

 四野党の代表提案者に 

 当選するとすぐ特別国会、臨時国会に入りましたが、臨時国会の五つの重要法案(あっせん利得処罰法案、公選法改正案、警察法改正案、永住外国人地方選挙権付与法案、少年法改正案)のうち少年法改正案を除く四法案は、民主党のネクストキャビネット(次の内閣)の地方分権・政治・行政改革の担当の閣僚である私の所管事項でしたので、与党案に対抗する議員立法づくりに全力を投入しました。特にあっせん利得処罰に関する野党案の提示にあたっては、四野党の代表提案者として一週間にわたって与党の質問に答弁するなど、目の回る多忙な日々を送りました。

 私はこの論戦を通して与党のあっせん利得処罰法案は、抜け穴だらけの“ザル法”であることを指摘し「もっと実効のあがる法律案にすべきだ」と主張。参院比例代表選挙区に非拘束名簿方式を導入する与党の公選法改正案については「試合(参院選)がすでに始まっているのに途中で負けるからとルールを変えるのは、フェアではない。党利党略だ」と問い質しました。また大量得票者の個人の票が政党票に加算され、その政党の議席増につながることについても「票の横流しで法的に問題がある」と主張し続けました。

 しかし与党はなりふり構わず強行採決してしまいました。この新しい制度では、かつて“惨酷区”と言われた旧全国区選挙の二の舞になるばかりか、またぞろタレントや全国組織の業界や団体、労働組合の候補ばかりが上位当選することになりかねません。“良識の府”と言われ、“良識”を選ぶ選挙制度がこれでよいのでしょうか。7月に予定される参議院選挙は、有権者がそれにどんな答えを出すのか大切な選挙になります。

 

 限界示した“加藤政局”

 世紀末の国会では、ご存知のとおり“加藤政局”とか“加藤の乱”と呼ばれる反乱劇がありました。加藤さん(加藤紘一氏、元自民党幹事長)は、自民党の次の総理の最有力候補であり、少し待っていれば必ず総理になると永田町では見られていました。それが待ちきれずに私たち野党の森首相の不信任決議案に賛成し、倒閣を決意したのは、加藤さんがやらなければならないと考えている政治、経済、それに安全保障までも含めた構造改革が自民党の派閥力学が横行し、権益擁護に走る族議員が多勢いる中では出来ないと考えたからであり、加藤さんについてくる人と民主党で政権をつくることを理想としていたのではないでしょうか。

  民主党と加藤さんの政策は近く、私たちも加藤さんの決起によって沈滞している政治に風穴があくことを期待しました。でもまるで吉良邸に討ち入りに向かった大石内蔵助ら四十七士が討ち入り直前に引き返してしまったような形になり、残念でなりません。そして世論の7割以上が支持していないのに派閥の力学、永田町の論理だけが優先され、結局何にも変わりませんでした。

  このように“加藤政局”は、自民党の中での内からの改革には限界があることを示しました。でも私は21世紀の近い将来に政界再編はあると思いますし、今回離党まで考えた自民党の若手の議員とは、今後も意見を交換しながら日本の政治の改革につとめます。

 

 政界再編は必ずある 

 私は政界再編には10年かかると思っていました。明治維新も55年体制も成就するまでには10年かかったからです。政界再編は8年前から始まっており、それを考えればいよいよ最後の場面にさしかかっています。今でも民主党が自民党の有志や自由、社民党と組めば政権は手の届く近さになっています。しかし他人の力頼みはすべきではありません。私たち民主党の中堅、若手ががんばってこそ、政界再編も進み、21世紀の近い将来には、民主党中心の政権が樹立できるものと信じています。

  

 21世紀は政治の体質、政治家の良識が問われる世紀になります。私は今の政治の構造を改革し、政治を本当に国民のためのものにすると共に政策立案能力を磨き、国のため地域のため全力をあげます。皆さまの一層のご支援をお願いし、ごあいさつとさせていただきます。

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