この国のしくみをつくり直す。(プレス民主号外版より)
~未来への希望を再生し、「懐の深い日本」を創るために~
「自分の子どもたちや孫たち(次の世代)は、自分達の世代より幸せになれるでしょうか?」
この問いかけに、みなさんは何と答えるでしょうか。
同じ問いを世界各国で行った調査結果があります。
アメリカ・スウェーデンでは、「次の世代も同じくらい幸せだろう。」という意見が、韓国・中国では「次の世代は、きっと我々より幸せだろう。」という回答が多数を占めました。それに対して日本は、「自分の世代より子どもの世代が不幸せになるのでは・・。」という回答が8割にものぼり、次の世代のほうが幸せになるだろうという人がほとんどいませんでした。
なぜ、日本人は自分たちの国の未来に希望を見出せないのでしょうか。
人口減少、少子高齢化、格差社会、先行きが不透明な経済、地域社会の疲弊等の問題が山積しています。国家・地方自治体ともに巨額の財政赤字を抱え、国民の安心の基盤となるはずの年金制度や皆保険制度などセーフティネットも危うい状態に陥っています。こうした日本の現状に、多くの国民が漠然とした不安感や閉塞感を感じているのです。
年金・医療・介護などの社会保障セーフティネットの張り替え、人口減少時代の新しい成長戦略、中央集権から地域主権、地球環境問題でのリーダーシップ、農林業の再構築、教育改革など各分野のつくり直しが急務です。消費税を含む税財政改革も必要となりますが、まずは天下り廃止などによる「ムダづかいの解消」です。こうした「ムダづかいの解消」と「しくみのつくり直し」は、政権交代のインパクトなしには実現できません。
いまの政治の延長線上に日本の未来はありません。
上手に「しくみのつくり直し」を断行してはじめて、未来への希望が再生され、次世代へ豊かな日本を引き継ぐことが可能になります。
未来への希望の再生に向け、強い決意を胸に「この国のつくり直し」に取り組んでまいります。