代表選挙を終えて
民主党代表選挙で岡田陣営の選対本部長を務めた。僅差での勝利という結果となった。代表選挙に関わったすべての方々に御礼を申し上げたい。
私は岡田氏を推す理由として次の3点を強調した。
①大改修をするには大黒柱がなければ丈夫な家は建てられない。未来の大黒柱は党内に幾人もいるが現在のそれはやはり岡田氏であり、強い危機感と相応の覚悟を持って臨んでいる。
②党内で熟議し、党首が決断し、みなが従うという政権党に最低限必要な政党文化を創り上げるにあたってはやはり経験とバランスが必要である。
③他の野党との関係において、他党から足元を見られることなく安定感をもって適切な関係を築ける。安倍首相ともがっぷり四つのわかりやすい議論ができる。
大接戦だったこともあり、「オール民主」という言葉を反映した人事であった。人事には常に不満がつきものだが、各人がそれを飲み込んでフォロワーシップのある民主党を築きたい。何せ後がないのだから。
まず、大切なことは基本政策をまとめることである。安全保障政策も逃げてはいけない。徹底的に議論し結論を出すことである。どうせまとまらないだろうという世間の評価ゆえまとめたときの意味は大きい。
次に民主党の目指す社会像を経済政策とともに明確に提示しつつ、国会論戦で民主党の存在感を示さねばならない。
そして次期参院選と次期総選挙に向けて、有望な候補者を発掘し育成しながら擁立作業を精力的に進めることである。
私は選対委員長を務めることになった。10年ぶりの再登板となる。なんとしてももうひとつの政権を担える政党を築き上げねばならない。日本の民主主義の基盤づくりのために大いに汗を流したい。
平成27年1月23日