総選挙を終えて
24年ぶりに無所属で臨んだ選挙戦でしたが、地元の方々の温もりのあるボランティア運動のおかげで、9回目の当選を果たすことができました。感謝の思いでいっぱいです。
残念ながら、全体の結果は自民党大勝となりました。突然の「大義なき解散」に対抗しようと、希望の党への 民進党の実質合流という手段に打って出たことについて、連合の神津会長が「合流以外の選択肢は取り得なかった」と発言していますが、私も同じ見解です。希望の党は、懐深く上手く運べば、自民党に迫る議席を獲得することも可能だったと思います。
無論、政治は結果責任。真摯な反省が必要だと思っています。
今次総選挙では、小選挙区においては、希望の党、無所属、立憲民主党に3分裂して戦ったデメリットが如実に出たといえます。他方、比例選挙において、希望の党と立憲民主党を合わせると、自民党票を200万票以上上回る結果を残したことは注目に値するのではないでしょうか。
立憲民主党は枝野さんの頑張りで小ブームが起きている感じです。希望の党はいまのところ意気消沈ムードですが、当選者たちは中堅の実力派がズラリ。いずれ体制を立て直し、国会論戦などで存在感を発揮するはずです。二ケタに上る無所属グループ(党籍は民進党のまま)は経験・実績豊富なベテランたち。三者が当面はそれぞれに切磋琢磨しつつ、次の参院選(場合によってはダブル)を視野に、安倍政権打倒に向けて連携を強めていくことが必要不可欠だと思います。
平成29年10月25日 記