11月の映画 『冬の小鳥』
9月からの鑑賞映画は、李相日監督の「悪人」(妻夫木聡・深津絵里)、ウニー・ルコント監督の「冬の小鳥」、佐藤純彌監督の「桜田門外の変」(大沢たかお)、チャン・フン監督の「義兄弟」(ソン・ガンホ、カン・ドンフォン)の4本。 「冬の小鳥」は、韓国・フランスの合作。1975年の韓国が舞台。主人公は9歳の女の子ジニ。 「安全ピン」。健康診断のために施設にやってきた医師に、なぜこの施設にきたのかと尋ねられ、ジニが答える。父と新しい母に生まれた赤ちゃんを可愛いあまりに抱き上げた際、自分の洋服に付いていた安全ピンのせいで赤ちゃんの脚が真っ赤に染まったという。 ジニのような児童擁護施設で生活している児童は、日本では現在約3万人強。平成5年では2.6万人だから、4千人あまり増加している。DV被害児童や障害 のある子どもが増加しているという。養子縁組は毎年約1,300件程度。一方、米国では10倍の12~13万件。映画の舞台の韓国では、米国への養子縁組 が毎年1,700件程度ある。 光を注がねばならない子達がこれだけ存在する。 (右画像は映画パンフレットより) |