3月の主な地元活動
東日本大震災から丸4年を迎えた3月11日、郡山市で開催された福魂祭に参加してきました。
約350人の子ども達の合唱や自衛隊によるオーケストラ等、趣向を凝らした数々の演出は大変感動的であり、一日も早い復興を願う熱い思いが心に響く追悼式でありました。
震災から4年、福島県の復興は進んでいる部分、遅れている部分があり、これを峻別し、きちっと整理をして物事を進めていくことが大切です。 私もこれまでの経過を改めて振り返りながら、ふるさと再生への誓いを新たにし、甚大な被害、尊い犠牲をしっかりと胸に刻み、復興への責任、未来への責任を最後まで全うする覚悟であります。
また、月末には、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭への参加に伴い、原発事故による避難が続く浪江町、南相馬市小高区の現状を視察してまいりました。
浪江町は、立入りを制限するバリケードが町のいたる所に設置されており、震災直後の風景がまだまだ多く残されています。 避難生活が長期化する中、生活再建へ向けた取り組みやインフラの整備等、多種多様な課題解決に英知を結集して取り組む必要性を改めて強く感じました。
他方、南相馬市小高区は自由に立入りが可能であることもあり、以前訪れた時よりも少しずつではありますが生活の香りが漂い、街が色付きはじめたような印象を受けました。 小高区内でもいち早く営業を再開した理容室を訪ね、被災後、避難生活から今日までの大変なご苦労や街の近況を伺いました。
小高区の避難指示解除予定まで約1年。除染の遅れが懸念されていますが、安心して帰還し生活できる環境をしっかりと作り上げなければなりません。